大人になって初めて経験するお葬式

子供の頃に経験したお葬式は、親に付いて見よう見まねに振る舞う事で精一杯でしたが、いざ大人になってから直面した義母のお葬式では、こんなにも沢山の打ち合わせがあるのかという驚きと遺族が悲しみに浸る時間が全く持てない事を身をもって経験しました。

義父の妻を盛大に送ってあげたいという想いを尊重して、今では珍しいほどの盛大なお葬儀になりました。義父に聞くと「田舎だから、これ位普通の事なんだよ。」と言っていました。参列者も100人程お越しいただき、義母の顔の広さや人柄があってこその人数なのだと、義母の存在の大きさを改めて感じました。煌びやかなものが好きだった義母の為にと、会場の飾りつけも華やかなものにし、棺に手向けるお花もたっぷりと入れてあげる事が出来て、義父も納得のいくお葬式になりました。

家族を想い、旅立つその日の為に精一杯の事をしてあげる事の大切さと、これで本当に最後のお別れなのだという現実を少しづつ受け入れる事の出来るお葬式という儀式はとても大事なものなのだと、子供の頃では分らなかった事が大人になって知る事が出来て、とても勉強になりました。

そして、お葬式の形は人それぞれ、十人十色あると思います。自分らしいお葬式を考えているのなら、生前に話し合っておく事も大事なのだと感じました。

PR|城東の家族葬なら