冠婚葬祭互助会にまつわる話

私の母親が加入した冠婚葬祭互助会に関わる体験談です。
今から11年前、父親が突然亡くなりました。
事前に葬儀について準備することが全くできず、城東で家族葬を行える葬儀場を全く知らず、金銭面で思ってもいなかった出費を強いられた体験があります。
金銭管理をしていたのは私なのですが、母親は私の苦労を知っていたのかどうか定かではないのですが、冠婚葬祭を幅広く行っている会社の互助会に入会しました。
母親が趣味でしていたダンスサークルの仲間のひとりがその会社の互助会に加入していて、あなたも
加入してみてはと勧めたのがきっかけでした。
さて、肝心の互助会のシステムについてのことです。
母親が加入したのは、葬儀の一切を執り行うゴールドコースというものでした。
祭壇、仏衣、寝棺、骨上一式、遺体の自宅への搬送、役所へ死亡手続きの代行をする業務、祭壇に置くための写真の引き伸ばしなどという項目が入ったものです。
月々3000円を積み立てての80回払い。
合計24万円で葬儀ができるというシステムです。
一見経済的に葬儀ができるように感じます。
しかし、80回払いですから、払い始めてから7年以上生きれば、遺族側にはお得感が出てくるのではないでしょうか。
実際、母親は加入してから、1年もたたずに亡くなってしまったので24万円から少し割り引いたお金で葬儀ができただけということになります。
あくまで金銭ということに限っての葬儀にまつわる話なのですが。