気を遣う他人もいず故人を偲べる家族葬

私の伯父と伯母は、4~5年前に相次いで亡くなりました。伯父は88歳、伯母は80歳と高齢だった為、もう親戚も友人方も亡くなっていた方が多かったです。又、存命中の方も遠い所に住んでいる方はもう来ようが亡かったです。
その為、初めに伯父が亡くなった時から家族は家族葬で行うと決めていました。

お通夜に集まったのは、伯父の弟である私達一家と私の夫や子供達、そして伯母の兄妹達でした。勿論告別式も同じ顔触れでした。
お通夜のお清めの膳でも、久しぶりに顔を合わせた親戚同士で、気を遣う相手もいないので、伯父を偲びながらも砕けた会話が出来ました。

それでも立派な祭壇で、伯母が一番気に入っている優しい顔をした伯父の遺影が飾られ、伯父がよく通っていたお寺の住職さんがお経を上げ、説法を説いて下さったので伯父もさぞかし喜んだことだろうと思います。

それから1年程で伯母が急に病に罹り、従姉妹達が伯父のお墓参りをして「お母さんを連れて行かないで」と言ったのには涙が出ましたが、伯母は病室の片隅に伯父の姿を見ていたそうです。
人間の生死は人間が決められ無いと聞いているので、伯父は伯母の命が短い事を知って安心させる為に迎えに来たのだと思います。

伯父がそう出来たのも、良い家族葬で送ってもらったと伯母に感謝していたからではないでしょうか。